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VYM:バンガード・米国高配当株式ETFの詳細解説

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VYMバンガード米国高配当株式ETFについての詳細な解説。基本情報、投資のメリットとデメリット、他のETFとのパフォーマンス比較、分配利回り率の詳細など、VYMについて知りたいすべてをカバーしています。

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はじめに

今回は日本でも大人気の米国高配当ETFである【VYM】です。もし日本に住んでいる方が米国高配当ETFに投資しようと思った時にVYMがなかったら、本当に軸がなくて困ってしまうことでしょう。

HDV、SPYDなどが日本では人気ですが、このVYMは日本だけじゃなく米国でも人気があるとっても良いものです。

🐸の米国高配当ETF投資の中心にしているメイン銘柄です!

🐸カエル
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VYMの基本情報

大型株が多いので、やはり有名な大企業が多いですね。

エネルギー、ヘルスケア、金融などバランスよく入っています。また金融が多いですが、大型の銀行などが多く、SVB銀行のような中小規模の金融機関の破綻などの影響はあまりないようです。

不動産が入っていませんが、バランスよく400社以上に分散されており、安定した銘柄です。

🐸カエル
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バンガード・米国高配当株式ETF(Vanguard High Dividend Yield ETF)は、FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスは、FTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ(GEIS)の米国コンポーネントの派生インデックスであり、高い配当利回りの銘柄で構成されている。
運用会社バンガード
銘柄名バンガード・米国高配当株式ETF
指数FTSE High Dividend Yield TR USD
上場市場NYSE Arca
経費率0.06%
銘柄数443
分配権利落ち日2023/3/20
分配権利確定日2023/3/21
分配配当日2023/3/23
最終分配金$0.72
分配頻度四半期
随時更新できないかも!
セクター構成比
素材:Basic Material4.14%
一般消費財:Consumer Cyclical6.47%
金融:Financial Service21.28%
不動産:Real Estate0.01%
通信:Communication Service3.69%
エネルギー:Energy10.36%
資本財サービス:Industrial10.47%
情報技術:Technologyl7.90%
生活必需品:Consumer Defensive13.60%
ヘルスケア:Health Care15.15%
公益事業:Utility6.92%

2023年3月19日時点(SeekingAlphaより)

VYMのメリットとデメリット

正直、デメリットはあまりなくて、それぞれの銘柄の持つ特徴となっています。バランスが良い銘柄であるので、長く保有することで将来的には増配で生活を助けてくれる優秀なファンドになることでしょう。

🐸カエル
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メリット

  • 高配当・値上がりがバランスよく狙える、安定した銘柄。
  • 12年連続の連続配当
  • 400銘柄以上に広く分散した安定性
  • 低い手数料

デメリット

  • VOO、VIGなどと比較すると株価の成長率が低い
  • 分配利回りもHDVやSPYDなどと比較すると少し低め

VYMのパフォーマンスと他ETFとの比較

数字だけ見ると、VYM よりも DLNDVY のような銘柄の方がよく見えますが、VYM配当利回りが3%を超えており、配当を重視しながらも増配・株価成長も実現しているようです。

手数料 0.06% と安く、安定した増配と3%前後の分配金、株価の成長があります。ただ、どれも中途半端と感じる方もいるかもしれませんので、他の銘柄と組み合わせるのが良いかもしれません。

🐸カエル
🐸カエル
銘柄名プライス
リターン
(5年)
トータル
リターン
(5年)
年平均
増配率
(5年)
分配
利回り
(TTM)
分配
利回り
(FWD)
VYM18.39%38.97%6.25%3.20%2.83%
DLN29.25%47.51%8.91%2.71%1.82%
SDY27.47%46.33%7.24%2.64%2.40%
DVY15.33%51.75%6.98%3.68%3.70%
HDV11.94%34.97%4.73%3.80%4.69%
VOO42.25%55.36%6.37%3.20%2.83%
2023年3月19日当時(SeekingAlphaより)

2023年3月19日時点での過去5年のトータルリターン(TradingView)

VYMの分配の利回り率

年度年末利回り平均利回り最大利回り最小利回り
20233.02%3.28%2.92%
20223.01%2.94%3.39%2.69%
20212.76%2.85%3.21%2.66%
20203.18%3.70%5.57%3.00%
20193.03%3.12%3.45%2.97%
20183.40%2.92%3.59%2.64%
20172.80%2.91%3.01%2.78%
20162.91%3.07%3.49%2.77%
20153.22%2.98%3.44%2.71%
20142.78%2.79%2.99%2.67%
20132.81%2.87%3.03%2.76%
2023年3月24日時点(SeekingAlphaより)

VYMの配当成長の状況について

年度支払金額年度末利回り年度別分配成長
(YoY)
CAGR to 2022
2022$3.25183.03%5.03%
2021$3.09612.87%6.54%5.03%
2020$2.90613.40%2.26%5.78%
2019$2.84183.36%7.27%4.59%
2018$2.64923.89%10.33%5.26%
2017$2.40113.31%8.84%6.25%
2016$2.20603.55%2.65%6.68%
2015$2.14904.04%12.63%6.10%
2014$1.90803.60%9.09%6.89%
2013$1.74903.75%9.79%7.13%
2012$1.59304.44%20.05%7.40%
2011$1.32704.17%21.63%8.49%
2010$1.09103.79%-6.59%9.53%
2009$1.16804.63%-19.06%8.19%
2008$1.44306.64%6.34%5.98%
2007$1.35704.25%675.43%6.00%
2006$0.17500.56%
2023年3月24日時点(SeekingAlphaより)

VYMの”投資戦略”と”まとめ”

🐸カエル
🐸カエル
VYMは多くの人に人気のある、高配当銘柄です。🐸もHDVとSPYDは売却しましたが、VYMは非常に良い商品だと考えており、投資を増やして行っています。

上記で述べたように、「株価の成長」「分配利回り」が中途半端だと思う方もいると思います。しかし3%前後の利回り、安定した連続増配、着実な株価の成長など信頼感がある銘柄です。

「VYMのみに投資」というほどのコアな銘柄ではありませんが、サテライトで高配当投資としてはメインになるでしょう。

インデックスファンドで、S&P500、全米、先進国、全世界のファンドなどを投資信託で積立投資をしながら、VYMでインカム投資、高配当投資を進めていくのが良いと思います。

日本では購入できない優良な米国ETFが多い中で、高配当投資の中心となるような安心できる優良銘柄の地位を確立しています。

このブログの情報は「楽天証券」「SeekingAlpha」「TradingView」「MorningStar」「moomoo」などの情報を参考としています。

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