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HDV:iシェアーズ コア米国高配当株 ETFの詳細解説

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HDViシェアーズ コア米国高配当株 ETFの詳細な解説を提供します。HDVのメリットとデメリット、パフォーマンスと他のETFとの比較、分配利回りなどについて深く掘り下げます。

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はじめに

高い配当利回りと、株価の上昇や増配などが人気ですね。特に日本だと御三家などと言われ、VYM、SPYDと一緒に買われるような感じですね。

どちらかというと、高配当で安定しており、エネルギー系が多いのでインフレ時にもパフォーマンスを維持してくれるなど、2022年には良いパフォーマンスを発揮してくれていますね。ただ、増配率が実は低いなど、注意も少し必要です。

🐸カエル
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HDVの基本情報

ファンドは大手の運用会社であるブラックロック社が誇る、iSharesシリーズです。この会社のファンドはDVYなどもありますが、HDVは手数料も安く、安定・安心に購入できるファンドです。

指数はモーニングスター高配当フォーカスというものですが、81銘柄で分散が少なく、高配当なものにフォーカスしていそうです。少々、分散が少ないかなとも思ったります。

🐸カエル
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iシェアーズ コア米国高配当株 ETF(iShares Core High Dividend ETF)は、通常モーニングスター配当フォーカス指数(同指数)の価格と利回りパフォーマンスに連動した投資成果を目指す。同指数は、財務健全性が高く、同時に持続的に平均以上の配当を支払うことのできる、質の高い米国企業への投資機会を提供する。同指数は75銘柄で構成されており、投資家に配当を支払うことのできる資金余力(配当力)によってウェイト付けを行う。
運用会社BlackRock
銘柄名iシェアーズ コア米国高配当株 ETF
指数Morningstar Dividend Yield Focus
TR USD
上場市場NYSE Arca
経費率0.08%
銘柄数81
分配権利落ち日2023/3/23
分配権利確定日2023/3/24
分配配当日2023/3/29
最終分配金$1.04
分配頻度四半期
随時更新できないかも!
セクター構成比
素材:Basic Material1.27%
一般消費財:Consumer Cyclical0.87%
金融:Financial Service4.58%
不動産:Real Estate0%
通信:Communication Service8.95%
エネルギー:Energy25.96%
資本財サービス:Industrial2.94%
情報技術:Technologyl13.37%
生活必需品:Consumer Defensive5.75%
ヘルスケア:Health Care27.65%
公益事業:Utility8.65%

2023年4月14日時点(SeekingAlphaより)

HDVのメリットとデメリット

VYMなどが金融、SPYDがリートなどが多いので、一緒に保有することで良い分散になると思います。日本国内で多くのYouTuberなどが共有していることもあり、情報も豊富で、購入者も多く、手数料も安いので投資経験が浅い方も安心して購入できるでしょう。

🐸カエル
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メリット

  • 手数料が非常に低く、長期保有にも安心。
  • 平均的に3%〜4%ぐらいの高配当を維持している。
  • 緩やかではあるが株価の上昇と増配もしているため、コア投資のサテライトとしても利用できる。
  • VYM、SPYDと持つことでセクター分散のバランスも良い。

デメリット

  • 投資銘柄数が少なく、エネルギー、ヘルスケアに少し偏っている。
  • 実は増配率は中央値以下で、今の配当は高いが増配率は高くない。
  • 高配当だけが目的ならJEPI・HYG・PFFDなどがあるので要検討。

HDVのパフォーマンスと他ETFとの比較

株価の上昇や増配、内容を見ると実はVYMやSPYDは比較対象ではないと思ったので、以下のようなライバルをピックアップ。

特に”DHS”、”FDL”はコンセプトも似ており、本当の意味での比較対象になっていると考えられます。以下のライバルと比較すると、増配、トータルリターンが少々弱い代わりに、利回りが優れています。

株式中心で増配や株価上昇ではなく、着実な分配をもらうという観点でのカテゴリになるのではないかなと思います。

🐸カエル
🐸カエル
銘柄名プライス
リターン
(5年)
トータル
リターン
(5年)
年平均
増配率
(5年)
分配
利回り
(TTM)
分配
利回り
(FWD)
HDV20.41%45.38%5.59%3.84%4.01%
DVY22.49%66.96%7.00%3.58%3.38%
SDY34.08%53.92%7.24%2.53%2.30%
DHS20.43%45.47%9.43%4.19%7.74%
FDL25.88%54.63%6.73%3.68%3.41%
2023年4月20日当時(SeekingAlphaより)

2023年6月28日時点での過去5年のトータルリターン(TradingView)

HDVの分配の利回り率

年度年末利回り平均利回り最大利回り最小利回り
20233.68%4.10%3.48%
20223.56%3.32%3.97%2.98%
20213.47%3.64%4.12%3.40%
20204.07%4.01%5.18%3.26%
20193.27%3.34%3.74%3.20%
20183.67%3.49%3.87%3.13%
20173.27%3.27%3.38%3.12%
20163.28%3.56%4.16%3.26%
20153.92%3.57%4.14%3.13%
20143.20%3.11%3.37%2.95%
20133.17%3.13%3.30%3.03%
2023年4月20日時点(SeekingAlphaより)

HDVの配当成長の状況について

年度支払金額年度末利回り年度別分配成長
(YoY)
CAGR to 2022
2022$3.71563.60%5.92%
2021$3.50803.64%-1.68%5.92%
2020$3.56794.42%11.19%2.05%
2019$3.20883.72%3.68%5.01%
2018$3.09494.31%4.95%4.68%
2017$2.94903.99%9.24%4.73%
2016$2.69954.14%-6.25%5.47%
2015$2.87945.11%17.47%3.71%
2014$2.45124.34%9.90%5.34%
2013$2.23044.45%6.54%5.83%
2012$2.09345.16%128.77%5.91%
2023年4月20日時点(SeekingAlphaより)

HDVの”投資戦略”と”まとめ”

🐸カエル
🐸カエル

さて、今回は日本だと御三家と言われるぐらい人気のあるHDVの紹介です。高い分配利回り、緩やかな増配と株価上昇、そして何より手数料が安く、投資経験が低い人にも安心です。

🐸も最初の時はVYMSPYDHDVを持っていましたが、色々と慣れてきてさまざまな調査をして、他のものにしてしまいました。

理由としては高配当を望むならJEPI、JEPQ、HYG、PFFDなど株式、社債、優先株で良い。

そして増配・株価上昇ならVYM、DGRWなどがあり、海外のYouTuberを見るとそんなに押していなかったりしていました。もちろん、安定した株価・増配・インフレ時などに強いなどの特徴があります。

読者の皆様もご存知の通りで、多くの動画なども出ていると思います。情報も多く、取り急ぎ、みんなも購入していて、手数料が安く安心したいという方には良い高配当ETFであると思います。

このブログの情報は「楽天証券」「SeekingAlpha」「TradingView」「MorningStar」「moomoo」などの情報を参考としています。

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