投資家カエル

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FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著/上杉周作・関美和 訳(日経BP)

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カエルの感想

データ分析をしている人間からすると、必ず読むべき必読書だと思いました。データを分析しても、その解釈が大切で、さらに、誤解させない見せ方も大切だという点。特に、世の中で一般的に言われていることや知識を、データで見ると、まったく違う景色が見えてくるということです。

今の世の中は、崩壊に向かっている、終わりが近づいている、どんどん不幸になっている、と言われがちです。ニュースやSNSは、どうしてもそういう方向に向きがちです。けれど、全体を長い目で見れば、世界中の人の生活インフラは改善し、病気も減り、紛争による死者も減る傾向にあって、世の中は良くなっていることがデータで分かります。人間がどれだけあいまいな情報に左右されているかが分かり、少しはものの見方が変わるのではないかと思います。

私自身も、政治家、官僚、経営者、資本家、お金持ちといった、たたかれやすい人たちの言動については、明らかな法律、倫理、道徳への違反や、データによる証明がない限り、安易に批判しないようにしています。ある意味、データとファクトでしか判断しないという立場です。その立場になったのも、この本があったからこそだと思います。

投資の本ではありませんが、データ分析とデータの見せ方の大家が書いた、多くの人に読んでほしい本です。

この本に書かれていること

  • 冒頭のクイズでは、世界の現状について、多くの専門家でさえ、当てずっぽうで選ぶより正答率が低い。
  • 人には、世界の見方をゆがめる「10の思い込み(本能)」がある。
  • 分断本能:世界を「先進国と途上国」のように2つに分けてしまう。実際には、多くの人がその中間にいる。
  • ネガティブ本能:悪いニュースばかりが目に入り、世界は悪くなっていると思い込む。
  • 犯人捜し本能:悪いことが起きると、誰か一人のせいにしたくなる。人ではなく、仕組みや背景に目を向ける。
  • 数字は一つだけで見ず、比べたり割合で見たりして、事実に基づいて判断する習慣を持つ。

本の情報

書名FACTFULNESS(ファクトフルネス) ──10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
著者ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド
訳上杉周作・関美和
出版社日経BP
発行2019年1月
原書Factfulness

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本の紹介であり、特定の金融商品の売買をおすすめするものではありません。

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