ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著/上杉周作・関美和 訳(日経BP)
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データ分析をしている人間からすると、必ず読むべき必読書だと思いました。データを分析しても、その解釈が大切で、さらに、誤解させない見せ方も大切だという点。特に、世の中で一般的に言われていることや知識を、データで見ると、まったく違う景色が見えてくるということです。
今の世の中は、崩壊に向かっている、終わりが近づいている、どんどん不幸になっている、と言われがちです。ニュースやSNSは、どうしてもそういう方向に向きがちです。けれど、全体を長い目で見れば、世界中の人の生活インフラは改善し、病気も減り、紛争による死者も減る傾向にあって、世の中は良くなっていることがデータで分かります。人間がどれだけあいまいな情報に左右されているかが分かり、少しはものの見方が変わるのではないかと思います。
私自身も、政治家、官僚、経営者、資本家、お金持ちといった、たたかれやすい人たちの言動については、明らかな法律、倫理、道徳への違反や、データによる証明がない限り、安易に批判しないようにしています。ある意味、データとファクトでしか判断しないという立場です。その立場になったのも、この本があったからこそだと思います。
投資の本ではありませんが、データ分析とデータの見せ方の大家が書いた、多くの人に読んでほしい本です。
| 書名 | FACTFULNESS(ファクトフルネス) ──10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 |
|---|---|
| 著者 | ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド |
| 訳 | 上杉周作・関美和 |
| 出版社 | 日経BP |
| 発行 | 2019年1月 |
| 原書 | Factfulness |
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