古くからある教養書のような本ですが、今の時代でも、他人との関わりや人間関係、ビジネスでの上司と部下の関係などをうまくいかせるための、たくさんのヒントを与えてくれます。
私自身も含めて、多くの人は「正しいことを言えば、間違っているのは相手なのだから、言うことを聞くはずだ」と思いがちです。けれど相手もまったく同じように感じていて、そこには「また別の正義があるだけ」なのだと思います。
本当に人に動いてほしいなら、その人を大事にし、相手がなぜそれをする必要があるのかを相手の立場で考えること。そして、相手にとって自分が「この人のためなら」と思える存在であること。特に、人を批判しても得るものは何もなく、相手は動きません。「批判も非難もしない。苦情も言わない」ことがいちばん大事です。当たり前のことですが、相手が気持ちよく動けるようにすることこそが大事なのだと、あらためて確認させてくれる本でした。
| 書名 | 人を動かす 改訂文庫版 |
|---|---|
| 著者 | D・カーネギー |
| 訳 | 山口博 |
| 出版社 | 創元社 |
| 発行 | 2023年9月(文庫版) |
| 原書 | How to Win Friends and Influence People(1936年) |
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