読んでいて、紀元前のそんな昔に、現代にもそのまま通用するような教えがあったのか、と驚かされる本です。発掘された粘土板に書かれていた、という話も出てきます。実際には、1920年代にアメリカで書かれた、古代バビロンを舞台にした物語ですが、それでも今に通用する、実用的な教えだと思います。
書いてあることは簡単です。生活費を管理し、借金を返し、一部を貯める。そして、貯めたお金を働かせて増やす。今なら、株式や債券などに投資するということでしょう。商品は違っても、これを守ること。いわゆる「先取り貯蓄」をして、着実に借金を減らし、残りのお金で生活する。そうすれば結果がついてきて、生活が改善し、未来が見えてくる、という内容です。
いきなり投資をするより、まず投資のための資金や、生活の基盤をつくる。その着実で現実的な方法を、物語の形で教えてくれます。基本を学ぶのに、とても良い本です。
特に、少しお金を貯めたところで、その分野に詳しくない人にお金を預けて、失ってしまう逸話があります。信頼できるプロや、その分野の専門家の助言を得ることが大切だという教えは、本当に今にも通用すると思います。
| 書名 | バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか |
|---|---|
| 著者 | ジョージ・S・クレイソン |
| 訳 | 大島豊 |
| 出版社 | グスコー出版 |
| 発行 | 2008年8月 |
| 原書 | The Richest Man in Babylon(1926年) |
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