実は若い頃に一度読んだことがあります。ただ、そのときは何が書いてあるのかさっぱり分からず、覚えていたのは「目隠しをした猿がダーツで選んだ銘柄でも、プロが選んだものと変わらない成績になる」という話くらいでした。
その後、読み直してみて、投資の基礎となる本はこれだと思いました。ランダム・ウォークとは「酔歩」という統計の考え方だと知り、ファンダメンタル分析やチャート分析、バブルの歴史、ベータといった投資の基本知識と、その難しさが分かりました。そのうえで、長期投資と株式市場のインデックスの頑健さ、引退に向けたポートフォリオの具体例、インカムと守りの大切さまで、投資に必要なことがひととおり網羅されています。何度も改訂されていて、情報が新しくなっているのも良いところです。
少し難しいかもしれませんが、投資に少しずつ慣れてきた人なら、この1冊で投資の基本をひととおり押さえられると思います。投資の本を1冊だけ選べと言われたら、私はこれを選びます。
| 書名 | ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 |
|---|---|
| 著者 | バートン・マルキール |
| 訳 | 井手正介 |
| 出版社 | 日本経済新聞出版(日経BP) |
| 発行 | 2023年5月(原著第13版) |
| 原書 | A Random Walk Down Wall Street(初版1973年) |
| 版について | 私が読み直したのは一つ前の版(原著第12版)です。購入リンクは最新の第13版です。 |
本の情報は、書店と電子書籍ストアの掲載情報をもとにしています(2026年10月6日確認)。価格は各ストアでご確認ください。
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