投資家カエル

カエルの本棚

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

ビル・パーキンス 著/児島修 訳(ダイヤモンド社)

PRこのページには広告リンクが含まれます

カエルの感想

『DIE WITH ZERO』は、多くの人の考え方を変えた本ではないかと思います。私自身も、考え方が変わった部分がありました。人生とは何か、なぜお金を貯めているのか、人生の最後に、取り戻せない時間を後悔しないためにはどうすればよいのか。生きているうちに多くのことをやっていくという考え方は、働き方や時間の使い方を見直させてくれました。

ただ、残念に思う点が一つあります。日本語版の帯にある「ゼロで死ね。」という強い言葉です。これが日本の読者に誤解を生んでいると、私は感じています。そのせいか、「いつ死ぬか分からないのに、使い切れるわけがない。きれいごとだ」という意見をよく見かけます。

けれど、この本が言っているのは、全部使い切れという命令ではありません。ここでこそ、投資や備えが役に立ちます。お金が尽きると思うと、不安で使えなくなる。だから、最後まで暮らせるお金を計算し、その分は運用や年金保険(日本でいえばトンチン年金のような商品)で確保する。そのうえで、ほかのお金を、生きているうちに安心して使う。そういう考え方です。

「ゼロで死ね」という言葉の先入観を持たずに、読んでいただきたい本です。

この本に書かれていること

  • 人生の目的は、お金を最大にすることではなく、経験を最大にすること。使わずに残ったお金は、それを稼ぐために働いた時間を使わずに終わったのと同じ。
  • 経験は、あとから思い出すことで「思い出の配当」を生み続ける。だから、経験は早い時期のほうが価値が大きい。
  • 体力や健康、家族の状況によって、その時期にしかできない経験がある。人生を時期で区切って、やりたいことを計画する。
  • 子どもへの贈与や寄付は、亡くなってからではなく、お金が一番役に立つ時期に、生きているうちに渡す。
  • 資産のピークを決めて、計画的に取り崩す。長生きに備える仕組み(年金保険など)も組み合わせる。「ゼロで死ぬ」は目標の考え方で、文字どおりの意味ではない。

本の情報

書名DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
著者ビル・パーキンス
訳児島修
出版社ダイヤモンド社
発行2020年9月
原書Die with Zero

本の情報は、ストアの掲載情報をもとにしています(2026年10月6日確認)。価格は各ストアでご確認ください。

本の紹介であり、特定の金融商品の売買をおすすめするものではありません。

本ページのリンクには、広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。Amazonのアソシエイトとして、投資家カエルは適格販売により収入を得ています。紹介する本は、私が実際に読んだものだけです。